昨年暮れに偶然にも友人と一緒にミシンを買うことになりました。
これも不思議な成り行きなのですが、ちょっとここでは割愛いたします。
「安いミシンでいいよね。どうせズボンの裾直しぐらいしか使わないもんね。」と2人の意見は一致。
2人でミシン屋さんに行って、2万円くらいのコンパクトミシンなるものを注文しました。
そして、今年の1月14日に納品と説明に技術系の方が来てくれました。
縫い方の説明を聞き、もうお金を支払おうとした時、
以下、不思議が続きます!
ちょうど、数日前に気に入っているディレクターチェアの座の布が破れて来たのです。
もう、めんどくさいなぁ〜と思いました。
でもちょうどミシン買うしグッドタイミング!とも思いました。
私が「このチェアの帆布を縫いたいんですけど」と言った途端、その技術系の彼が言いました。
「この布はこのミシンでは縫えませんよ!コンパクトミシンというのは、重さや大きさがコンパクトという意味だけではなくて、性能もです。」
「えぇ〜〜〜縫えないんですか?それなら買う意味ないんですけど〜〜」友人も同感。
かと言って2人共、そんなに使わないのに高いミシンを買う気は無いし〜〜。でも結局縫えなければ、2万円の損失。「安物買いの銭失い」になるしと、2人で悩みました。
不思議 その1
結論、少し高いけどちゃんと厚地も縫えるミシンを買うことにしました!
もし、ディレクターチェアの座の布が数日前に破れてなかったら、厚地が縫えないコンパクトミシンを買っていたでしょう。
「ところで下取りのミシンあるんでしたね? 下取りは、3000円です。」
それで、重いミシンをよっこらしょと持ってきて見せました。
「これはすごく貴重なミシンやなぁ!今手に入れようと思っても手に入りませんよ。」
「今でも縫えるんですけどね。」と私。
まあ、今のミシンとは品格が違うのはよく分かるのですが、でも重いし、すぐ使う気になれないのですよね。
「これやったら40000円で引き取らせてください。当時50年くらい前に20万くらいしたと思いますよ。今だったら4、50万ですよ。」とのこと。
そう言えば、私が高校生の頃から母が積立してくれていたような気がする。
子どもの服、私の服、ダンナの服やらカーテン、バック、インテリアのものとか色々よく縫っていたけど、その頃は、有り難いとか何も思わなかったなぁ。
不思議 その2
この時、今になって親への有り難さが押し寄せたと同時に、ミシンがまた少し安くなりました。
「さようなら、ミシンさん、そして母さん、ありがとう」
その後、なんと彼が量子力学の話をし出したのです! なぜそんな話をミシン屋さんのこのおじさんがするの?
実は、私たち2人は量子力学的な話が好きな仲間なんです。笑
「この偶然は一体なんなの?」と2人で顔を見合わせて笑っちゃいました。
彼は私たちに笑われたと思ったのでしょう。
「こんな話をすると、頭おかしいとか、変わってるとか言われるんですよ。」と彼。
「実は、私たちもその話好きなんですよ。2人で揃ってミシンを買うことになったのもそれ系の話に関係があって、、、」私たちも嬉しくなりました。
その後はミシンの話より宇宙の話やら脳の話やらに花が咲きました。大笑
不思議 その3
意気投合したので、お値段は、、、秘密が約束なのでここで言えませんが、さらにお安くしてもらいました。
2人共この不思議に唖然としながら、大喜びでしたとさ。うふふ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
チェアは、お陰さまでこんな感じに直りました。
またこの椅子に座って、ブログが書けるようになりました。
その後、思い気づいたことがあります!
この1月14日は、私の71歳の誕生日でした。
あぁ、そうだ!
母がお誕生日にお小遣いを40000円くれたんやなぁと思いました。
「お母ちゃん、ありがとう!」
このように物事を捉えられるようになった私を、、、
母は喜んでいるのではと思います。
私も進歩したなぁ〜と思います。ちょっと遅すぎるけど。
毎度おなじみ、「自画自賛」であります。笑
ついつい文章が長くなってしまいます。もう少しうまく書けるといいのですが、そのうち、少しずつです。
今日も読んでいただきありがとうございます。
ぜひ、Lineで コムデシオ/comb de shioの私とお友だちになってください。
新作品のご紹介、サービスショップクーポン付きお品のご紹介などお得な情報、またあなたを幸せにする『ISAKOのおしゃれ心』」通信をお送りしています。
Line ご登録
ガラスアーティスト。comb de shio主宰。
数々の賞を受賞後、1999年にグラススタジオ「comb de shio」を設立。独自の手法で彩色・焼成を繰り返し作り上げるモダンで新しい感覚のガラス作品は、壁面を飾るアート作品から、アクセサリーへと広がり、現在は様々なデパートやギャラリーを通して、感性豊かな女性達に支持されている。
本人曰く「面倒臭がり屋のおしゃれさん」。ガラスの美しさに留まらず、簡単に、楽に着けられるアクセサリーへの配慮やアイデアも、Isakoの作り出すアクセサリーの人気の理由のひとつ。
現在は、三重県津市のアトリエで、日々制作中。作品のこと、制作の事、おしゃれのことを気ままに綴ります。