今日は、お店をオープンしながら、雑用ばかりの仕事をしていた。
雑用は、PC仕事より好きな仕事。アクセサリーを選んで箱に詰めたり、オンラインショップの発送や催しのハガキ印刷、その他色々。
こんな時、意識することなく、今のこと、昔のことを色々と思い出す。
今日は、「母の日」と言うこともあり、亡き母のことを思い出していた。
今朝は、私が幼稚園の頃、母が作ってくれた洋服のことを思い出した。
実家は、商売をしていたので、暇な時間などなかったはずの母だけれど、子どもたちの服は、手作りだった。
私は、女の子一人だったから得していたけど、兄たちのシャツなども作っていたなぁ〜
私は、母がミシンを踏んでいる間、待ちきれなくて、横でミシンの針と母の手元を見ていたものだ。どんなのができるのかしら?楽しみで楽しみでワクワクしていた。
母は、自己流だった。「和裁ができると洋服は習わずとも作れる」と言っていた。
母が作る洋服は、個性的だった。別に本を見るわけでもない。ただ広告にざっくり絵を描いてから布を切っていく。だから私は、どんなのができるのか分からなかった。
今もくっきりと覚えている肩ベルトが付いたギャザースカート。それには、アップリケがしてあった。当時は、便利な既製品のアップリケなどはなかったから、余り布を切って周りにステッチがしてあった。それは、海の中の様子だった。海藻の合間を魚さんたちが楽しそうに泳いでいた。
出来上がるのを母に付きっきりで待っていた私は、完成するとすぐ着てみた。可愛いくて素敵なスカート。私は人に見せたくなって、近所の友だちのところに行った。
ここからがその頃の私にはショックな出来事だった!
次にその子に会った時、なんとよく似たスカートをはいているではないか!彼女のお母さんが真似をしたのだ!私は、悔しくて、その友だちのお母さんが嫌いになった。きっと、母の作ったものを独り占めしたかったのだと思う。
子どもながらに、私の母のデザインを盗まれた!と思った。その時、母はこう言ったのだ。
「おかあちゃんのがよっぽど可愛いデザインやったんやなぁ」と言ったのを覚えている。なっなんと寛大なことか、、、。笑
今では、もちろん、私もそう思うけど、、、。
私も子どもができてからは、母にしてもらったように、子どもの服は我流でよく作っていたのを思い出した。おんぶ紐で子どもをおんぶしながら、ミシンをかけていたなぁ〜
今日は、母のことを思い出しながら、、、やっぱり私も「おかあちゃん」に似ているんだなぁと「ふふふ」と思った私の「母の日」だった。
皆さまの思い出はどんなでしょうか?
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ガラスアーティスト。comb de shio主宰。
数々の賞を受賞後、1999年にグラススタジオ「comb de shio」を設立。独自の手法で彩色・焼成を繰り返し作り上げるモダンで新しい感覚のガラス作品は、壁面を飾るアート作品から、アクセサリーへと広がり、現在は様々なデパートやギャラリーを通して、感性豊かな女性達に支持されている。
本人曰く「面倒臭がり屋のおしゃれさん」。ガラスの美しさに留まらず、簡単に、楽に着けられるアクセサリーへの配慮やアイデアも、Isakoの作り出すアクセサリーの人気の理由のひとつ。
現在は、三重県津市のアトリエで、日々制作中。作品のこと、制作の事、おしゃれのことを気ままに綴ります。