16年間一緒に暮らした祖父のことをまた書いてみようと思う。
今日は その二です。
子供の頃の記憶ですが、、、座敷に以下のような額が掛かっていました。
これは、当時の記憶を元に、私がパソコンで書いたもので、実際は、墨で達筆に書かれていました。
因みに、おじいちゃんは、明治16年生まれで尋常小学校を卒業。家業の「飾り屋」、現在の彫金の仕事についたと思われる。
昔のたばこ入れの金具、布の財布の留金具、帯留め、髪飾りなどを銀や金で制作していたらしい。
子供の頃は、何か貧乏くさくてこの言葉が好きではありませんでした。
別におじいちゃんがこの言葉について、諭すこともなければ話すこともありませんでしたが、でも、いつもこの額が目に入るのです。
でも大きくなってからこの言葉を思った時、「質素」という意味がすごく深いものなのではないか?と思うようになりました。
私がcomb de shio/コムデシオのコンセプトにした「simple & Dignity」(シンプルと品性)は、このようなところからきているのかも知れません。
注:Dignityは、主に「尊厳」と訳されている。
自分では意識していませんでしたが、どうやら、私に影響を及ぼしているようです。
金銭的なことだけではなく、全てのことに当てはまる言葉「質素」
額に書かれていた「質素」という言葉は、どうやら私の人生の基本になったように思うのです。
そう考えると、、、あらゆることが当てはまるようにも思います。
私がいつも言っているコムデシオの「おしゃれ心」は、そのものズバリだと思います。 私の思いと行動は別ですが、、、。えへへ
そして、グーグルで調べてみたのです。「質素」という言葉を、、、。
ぜいたくをせず、簡素に生活すること。まだまだたくさんの意味が書かれていますが、もちろん、これらもそうですが、私の思うしっくりくる言葉は、見つかりませんでした。
でも、こんな本を見つけました!
有川真由美著
『質素であることは、自由であること』
…..世界でいちばん質素なムヒカ前大統領夫人が教えてくれたこと……有川真由美著
私は、この言葉がとても気に入りました! そして「質素」と言う言葉が今まで以上に好きになりました。
簡単な言葉で書かれたこの本は、うまく言語化してあります。
皆さまもぜひ読んでみてください。→Amazon
「質素」という言葉の言語化は難しく、一言で言えるものではないですね。
正直でいるということもそうだし、「分を知る」ことも、、、もうもう!全てです。
と言うところで、今日は、おしまいにします。
さて、貴方の「質素」と言う言葉のイメージはいかがでしょうか?
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ガラスアーティスト。comb de shio主宰。
数々の賞を受賞後、1999年にグラススタジオ「comb de shio」を設立。独自の手法で彩色・焼成を繰り返し作り上げるモダンで新しい感覚のガラス作品は、壁面を飾るアート作品から、アクセサリーへと広がり、現在は様々なデパートやギャラリーを通して、感性豊かな女性達に支持されている。
本人曰く「面倒臭がり屋のおしゃれさん」。ガラスの美しさに留まらず、簡単に、楽に着けられるアクセサリーへの配慮やアイデアも、Isakoの作り出すアクセサリーの人気の理由のひとつ。
現在は、三重県津市のアトリエで、日々制作中。作品のこと、制作の事、おしゃれのことを気ままに綴ります。