人生100年時代。
コムデシオのお客様の中にも、これから60代、70代を迎える方が、沢山いらっしゃいます。
また、私のように、両親や周りの人々が60代、70代を意識する年齢になって
「年齢を重ねる」事について、考え始めた方も多いのではないでしょうか?
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「素敵に歳を重ねたい、、、」
そう強く思う時、勇気とヒントをくれるのは、素敵な先輩方。
コムデシオのお客様の素敵な女性達です。
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今日は、現在80歳!
コムデシオのパンフレットにも登場して頂いたことがある素敵な女性
Harumiさんに、Isakoさんと共に、お話を伺いました。
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オープンアトリエ中に、急遽始まった、40代、60代、80代の座談会!
ぜひ、お楽しみください。
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※注)インタビューは、オープンアトリエ中に予告なく始めたものですので、特別なメイクなどは一切しておりません。Harumiさんのアクセサリーは、全てご自身の私物です。
年齢に囚われすぎず、自分の気持ちがしっくりくる洋服を着る
■コムデシオ Azusa:
『今日も、素敵なボーダースタイルですね!エメラルドグリーンのイヤリングが爽やか!』
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■Harumi:
『ありがとう!今日は、Tシャツで身軽な感じが良かったから、チョーカーはやめて、イヤリングだけしてみたのよ。
私の周りでは、80歳で、こんなTシャツ着ている方いないし、変だと思われてるのかもしれないけど(笑)、、、
でも、私は、こんなスタイルの方が、自分自身にしっくり来るから「まあ、いいか!」と思って。
変かしら?』
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■コムデシオ Azusa:
『Harumiさんらしくて、すごく素敵です!
周りがどうこうとかじゃなくて、自分が心地良いお洋服を選ばれてるんですね』
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■Harumi:
『そうね、人様にご迷惑かけなけい程度に(笑)
自分の気持ちに心地良い装いをする様にしています。』
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家でも、口紅だけは、欠かさない
■コムデシオ Azusa:
『HARUMIさんがダラっとしたジャージを着てる姿は想像が付かないんですが(笑)
お家にいる時も、そんな感じのお洋服でいらっしゃるんですか?
お化粧もして?』
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■Harumi:
『そうね。
パンツはね、今日みたいなワイドパンツだと家事がしにくいから、もう少し動きやすいものを履いてるけど、、、でも、こんな感じね。
私は、お化粧はほとんどしないけど、口紅だけは、家でも、しています。
口紅をすると、お顔が明るくなって、元気が出るでしょう?』
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70代は、泳がなくても、スイスイ前に進んじゃう?!
■コムデシオ Azusa:
実はIsakoさんは、今67歳。
だんだん70代が近づいてきたIsakoさんに、何か、アドバイス頂けませんか?
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■Harumi:
『先生、70代は、最高ですよ!
70代になった時は、ああ〜大丈夫かなぁ?と思ったけど、
今振り返れば、体力も、気力も充実して、すごく楽しい10年でした!』
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■コムデシオ Isako:
『わぁ〜嬉しい!勇気が出ますね!』
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■Harumi:
『女性は50代位から少しづつ、色々なしがらみから開放されて、自由になり始めるじゃない?
私は、70代になったら、60代よりもさらに、自由になった。
もう、子供の事も、ご近所や周りの人の目も、色々な事からさらに自由になって、、、
「泳がなくても、スイスイ前に進んじゃう!」
そんな感じでしたよ。』
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年代が変わる節目は、ちょっと我慢時!?
■コムデシオ Isako:
『私はいつも、年代が変わる節目は、ちょっと調子が悪くなる気がするんです。
例えば60歳になる前も数ヶ月前から「嫌だな〜」って気が重くて、なった後、2〜3ヶ月は、なんだか調子が悪くて、、、。
でも、2〜3ヶ月経ったら、60代の自分に慣れて来るんでしょうね。
だんだん、元気になりました』
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■Harumi:
『私も同じ!
私は、今、80歳になって、半年くらい。
80歳は、末広がりで、元気いっぱい!と思ったけど、コロナの事もあって、いつもより少し、慣れるのに時間がかかってるみたい。
でもね、私、とにかく「生きている間は、元気でいたい!」の。
だから、そろそろ、調子を取り戻して、元気全開になるような気がするわ。』
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■コムデシオ Isako:
『「生きている間は、元気でいたい!」本当ですね!!私も、本当にそう思います!』
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新しい事にチャレンジした!という事実が自信をくれる
■コムデシオ Azusa:
Harumiさんは、50代で免許を取ったんですよね?
最近は、スマホデビューして、LINEでお写真送ってくださったり。
いつも、新しい事に挑戦しているイメージがありますが、
他に、50代以降に始められた事ありますか?
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■Harumi:
そうねぇ、、、
51歳で水泳を始めて、
54歳で車の免許を取ったかな。
58歳くらいからバレーボールや、エアロビクスなど、運動も通うようになって、
60歳から、山のクラブに入れて頂いて登山を始めて、
70歳で、パソコンを使い始めて、、、
77歳で、スマホデビューしたわねぇ。
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そんなに大した事はしていないんだけど、
私は、何歳になっても、 ”昨日の私より良くなる事が出来る”と信じてるの。
私なりにね。
だから「この年で、チャレンジして、新しい事が出来るようになった!」っていう積み重ねが、
小さな自信をくれるのね。
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ひとりで行動できる性格が、私を助けてくれた
■コムデシオ Azusa:
『私は、40歳を過ぎてから、新しい事に挑戦するのが億劫になってきた気がするのですが、、、Harumiさんは、どうして、幾つになっても、いつも、思い切って飛び込めるんでしょうか?』
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■Harumi:
『そうねぇ、、、
私の「ひとりで行動できる」という性格が、助けてくれたのかもしれないわね。
京都の中心街で生まれ育って、全く知らない三重県の田舎にお嫁に来た時も、
誰も知らない、右も左も分からない中で、なんとかやって来れたのは、
ひとりで行動する事が出来たから。
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その代わり、人の輪に入っていく事が苦手な一面もあるけれど(笑)
お友達を待っている事なしに、自分が「やってみたい!」と思う事には
思い切って、ひとりで飛び込んでいく事が、自然に出来たかもしれないわね。
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54歳で車の免許をとれたのも、ひとりで行動したい!という思いがあったから。
時代が変わって、みんな車に乗れるようになって、
子供の手が離れて、これから自由な時間が増える時に、
お買い物だって、いちいち、主人にお願いしたり、外で待っていてもらうなんて、嫌だったのね。
免許を取ってからは、最近まで、京都の実家へも、ビューンと、ひとりで車で出かけてました。』
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迷惑をかけたくないから「努力」を選んだ
■Harumi:
『山登りもね、歳をとると「一緒に行くみなさんに迷惑をかけたくない」と、
辞めてしまう方も多いけど、
私は「迷惑をかけないように”努力”する」方を、
自然と選んできたかもしれないわね。』
■Harumi:
『山で元気に歩くために、毎朝ウォーキングをしたり、運動教室に通ったり。
そうして「山でみなさんに迷惑をかけない」為の「努力」をする過程で、
また、沢山の新しい楽しみや、人に出逢う事が出来た、、、そんな気がします。』
山で「みなさんに迷惑をかけないように」と始めた早朝の散歩は、
日々、自然を感じる「喜びの日課」になったそう。
■Harumi:
『山桜の実。黒くなると甘くて美味しいの。
小鳥さんのお邪魔にならない程度に、お裾分け頂いて(笑)
写真左側にある鉄のバーの所では、片足を上げたりして、
「年寄りの冷や水だな〜」なんて自分でも笑いながら、毎日、ストレッチしています。』
■Harumi:
『散歩でできた、新しいお友達(笑)いつも駆け寄ってきてくれて、可愛いの!』
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-to be continued / 第2話に続く-
次回は、健康の秘密も登場します!
「生きている間は、元気でいたい!」
常に、前を向いて、70代を「最高!」の10年にした、Harumiさんのお話、いかがだったでしょうか?
第2話は、健康の秘訣や、元気の秘密もお伺いしています。
ぜひ、お楽しみください。
【第2話はこちら】
>>80代先輩に聞く「素敵に年齢を重ねるヒント」第2話:健康の秘密は、、、すぐ薬に頼らない事!
【Harumiさんが着けているアクセサリー一覧】
美術大学卒業後、デザイン事務所等を経て4年間オランダへ。オランダ企業でデザイナー・日本マーケット担当者等を経験。また、アーティストとして、ドイツ、パリなどの展覧会にも参加。帰国後、母Isakoの主宰するcomb de shioに参加。のんびりアートライフを楽しんでいる。
アトリエでの日々や、ギャラリー、デパートでの様子等など、コムデシオの、毎日をお届けします。