人生100年時代。
「素敵に歳を重ねたい、、、」
そう強く思う時、勇気とヒントをくれるのは、素敵な先輩方。
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現在80歳!
コムデシオのパンフレットにも登場して頂いたことがある素敵な女性、Harumiさんのお話の続き、お楽しみください。
【第1話はコチラ】
>>80代先輩に聞く「素敵に年齢を重ねるヒント」第1話:70代は最高に楽しい!
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※注)インタビューは、オープンアトリエ中に予告なく始めたものですので、特別なメイクなどは一切しておりません。Harumiさんのアクセサリーは、全てご自身の私物です。
健康の秘密は、、、すぐ薬に頼らないこと
■コムデシオ Isako:
『Harumiさんの、元気の秘密を、是非、教えてください!
健康で気をつけていることはありますか?』
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■Harumi:
『そうねぇ。添加物は殆ど、とっていないかな?
田舎に住んでいるので、お野菜も無農薬の新鮮なものが沢山手に入るし、
お味噌も自分で作ったり。。。
食べ物は、自然と、健康的なものを食べてきた気がします。』
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■コムデシオ Isako:
『お薬はどうですか?
私は、薬に頼るのが好きじゃなくて、毎日飲んでいるような常用薬は何もないんですが、
健康診断に行くと「60代で珍しい!」って、お医者さんに言われるんです(笑)』
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■Harumi:
『そう言われれば、私も、常用薬はひとつもないわね!
80代では、さらに珍しいかもしれないわね(笑)
血圧のお薬なんかでも、飲み始めると、ずーっと、やめられないでしょ?
私は、何かあっても「すぐ薬を飲んで直さない」ようにしています。
急な怪我や、一時的に必要な薬は別にしてね、
出来る限り、食べ物や、運動で、改善したり、予防するようにしています。
だから、今回のコロナでも、運動したり、とにかく免疫力UPしていれば大丈夫だ!って、頑張ってるの。』

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■Harumi:
『体に余計なものを入れずに、運動もしているお陰か、病気も滅多にしないので
病院には殆ど行かないんだけど、、、
最近、ちょっと、怪我をしちゃって、、、。
ついでに、病院で脳の検査をしてもらったの。
先生に「何の問題もない!ボケる心配もゼロ!」って太鼓判押してもらって(笑)
有難い事に、80歳になっても、声も、体も、脳も、本当に元気だから、
結果論だけど、「自分の生き方は間違いなかったのかなぁ」と、思っています』

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落ちるところまで落ちたら、這い上がるしかない
■コムデシオ Azusa:
『なんだか、私より元気な気がするんですが(笑)
若い頃から、いつも、元気だったんでしょうか?』
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■Harumi:
『40代は、女性は更年期も関係してくるから、、、
私も「鬱になるんじゃないか?」と思うほど、とても、落ち込んだ時期があったわねぇ。
でも「落ちる所まで落ちたら、あとは這い上がるしかない!」と思って、
お勤めもしていたから、気持ちも紛れたんだと思うけど、
毎日、必死でもがいていたら、段々とまた、浮き上がって来ました。
人生、落ちる時はやっぱりあるけど、そしたら、また、上がっていけばいいんだから、大丈夫よ!』
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“正しい”から、”楽しい”へ
■コムデシオ Azusa:
『若い頃と比べると、変わったな〜と思う事、ありますか?』
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■Harumi:
『私ね、実は、若い頃に
「あなたは、正しいことばかり言うから、嫌だ」と言われた事があるの(笑)
変な、正義感があるタイプなのね。』
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■コムデシオ Isako:
『分かるなぁ〜、私も、そう言う所、Harumiさんと似ています』
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■Harumi:
『私たち、生きにくいタイプよね(笑)
でもね、今考えるとね、相手を変えようとしていたんだと思う。
相手の為に、正しい事を教えてあげたい!って、
知らない土地にひとりでお嫁に来て、自分の正しさを証明したかったのかもしれない。
それがね、今は、どうでも良くなちゃった(笑)
そんなに「正しい」事を主張しなくてもね、
”長いお付き合いの内に、分かる人は分かってくれる。それでいいんだ”
って、思うようになったら、すごく、楽しくなりました』

■Harumi:
『でも、「何でも、人を頼らずに自分でやろう!」って、思うところは
若い頃から、変わらないなぁ。可愛くないでしょう?(笑)
でも、だから、元気で、ここまでやってこれたんだと思います!』
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私、鏡を見るのはきらいじゃないの
■Harumi:
『私ね、歳をとったけど、鏡を見るのは、今でも、嫌いじゃないの。
京都の街中で育ったから、娘の頃、良く、デパートのショーウィンドウのぞきながら歩いてね、
そこに映る自分の姿勢も、一緒に、チェックする癖が付いているのね。』
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■コムデシオ Isako:
『女性は、いくつになっても、鏡を見ないとダメですね』
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■Harumi:
『ひどい顔している日もあるけど(笑)
鏡を毎日、数回見てチェックしてね。
「今日は、顔色が薄いな〜」とかね。
で、自分が元気を出す為に、口紅をつけたり、色を足してあげる。
華やかに着飾る為じゃなくてね、自分を励ます為に「色」をさす。
本当に、”紅をさす”って、感じね』

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夜中2時、3時まで起きていることも!
■Harumi:
『主人が割と早く寝る人なので、彼が寝た後、
夜10時頃から始める「私だけのひとり時間」も、元気の源ね。
山に行った時の写真をパソコンで整理したり、
知りたい事を調べたりして、夢中になる事が多くて、
今でも、結構、夜中2時、3時まで起きている事も多いんです(笑)』
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■コムデシオ Isako:
『わかります!
それは多くの女性が共感するんじゃないですか?
家事も終えて、家族が寝た後の「自分時間」
それがあるから、頑張れる!分かるわ〜』
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■Harumi:
『私ね “恋心を忘れない”って、いくつになっても大事だと思って。
恋愛だけじゃなくてね、
興味のある事や、自分のしたい事にワクワクするのって、恋心でしょう?
だから、夜の「ひとり時間」に、ワクワクと自分を楽しませてあげるのね。』
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おしゃれや、インテリアは、自分を励ます為の大切なツール!
■コムデシオ Azusa:
『Harumiさんは、いつも素敵におしゃれしたり、お家の玄関を飾ったりされてますが、それも元気の源ですか?』
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■Harumi:
『そう!
私、お家に生花があるのが好きなの。
わざわざ買って来た立派なお花じゃなくていいの、草花のようなお花を、玄関にいつも飾って。
お花があると、家が華やぐし、優しい気持ちになるでしょう?
自分を励ます為に、飾るのね。
コムデシオの時計やアクセサリーも同じ。
お気に入りの綺麗なガラスを見たり、身につけたりしていると、
毎日の張り合いになって、元気になるの!』

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母からのDNA!?「ながら族」だから、努力が続く
■コムデシオ Azusa:
『Harumiさんは、自然に努力が出来て、すごいなぁ!』
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■Harumi:
『そんなことないのよ!
私は、三日坊主なタイプだから、大袈裟な努力は出来ないの!
でも、「ながら族」なのね。
朝の散歩も、坂道を見つけると、自転車で登って、大腿骨の筋肉を鍛えてみたり、
階段を利用して、骨密度を高めてみたり、
カラーコンクリートの道を見つけると、後ろ歩きをしてみたりね(笑)
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ひとつの事をする時に、3個、4個、、、と ” ついで ” に出来ると、
苦にならないし、すごーく得した気分になるの!
全てが ”勿体ない精神”から来ているような気がするんだけど、
そう言う事が、もう、身についていて、無意識に出来る。
最近は、自分のそういう所に「母の姿」を重ねる事もあって、やっぱりDNAかなぁ?
そう思うと、やっぱり、感謝だなぁ、と思う事があります。』


やっぱり、最後は、感謝。
■Harumi:
『私ね、すごく恵まれてると思うの。
うっかり怪我をして、落ち込んでも「頑張って直すぞー」と思っているとね
とっても素敵なお医者様や、看護婦さんに恵まれたり、
運動や、山登りも、思い切って飛び込んだら、良い人たちに出会うことが出来た。
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Isako先生やAzusaさんとの出会いも、そう。
偶然、美術館のミュージアムショップでチョーカーを買って気に入って、
思い切って、車で、1人で、アトリエや展覧会にお邪魔して、、、
すごく、楽しく、仲良くさせて頂いて、
その結果、思いもかけず、自分の写真がパンフレットに載って、
有名デパートで飾られたりして(笑)
いつも、良いご縁に恵まれて、ここまで来たなぁ
恵まれてるなぁ、と思うんです。』
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■コムデシオ Azusa:
『そう言えば、京都のデパートで展示会をしている時に、
同窓会の ” ついで ” に、Harumiさんが応援に来てくださった事がありましたよね!
私、京都での展示会は初めてで、不安だったんですけど、
Harumiさんが来てくださって、京都弁で周りのお客様に話しかけてくださったら
すごい、お客様が集まって来て、びっくり!
京都の方々とのコミュニケーションを、Harumiさんから、学びました(笑)』
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■Harumi:
『そんな事もあったわねぇ!
70代は、色々な出会い、色々な新しい経験をさせて頂いて、本当に楽しい10年でした!
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そう考えると、なんだかんだ、主人にも感謝しないとねぇ、、、。
あの時代、お互い、顔も見ずに結婚したから、全然好みの顔じゃない!なんて思ったりもしたし(笑)
昔の男性は言葉が少ないから、無関心なんだなぁ、と腹が立ったこともあるけど。
よく考えると、いつも何も言わずに受け入れて、好きにさせてくれたから、
私らしく、のびのび、楽しい70代を過ごせたのかもしれないわね。
毎日、色々あるけど、やっぱり、主人にも感謝しなきゃいけないわねぇ(笑)
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-END-
年齢を重ねる事を楽しもう!
「少女のような恋心」と、「なんでも自分でやるぞ!」という自立心で
80年をキラキラと生き抜いて来たHarumiさんのお話。
いかがだったでしょうか?
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私は、harumiさんと出逢ってから「80代」のイメージが一新しました!
こんな素敵な80代になれるなら、歳を重ねるのも怖くないなぁ、と。
40代の私と、80代のHarumiさん。
40歳も年齢が違うのに、お話ししていても、あまりその差を感じた事がありません。
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私たちも、Harumiさんに勇気とヒントを頂いて、素敵に年齢を重ねたいですね!
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Harumiさん、本当にありがとうございました!
【第1話はコチラ】
>>80代先輩に聞く「素敵に年齢を重ねるヒント」第1話:70代は最高に楽しい!
【Harumiさんが着けているアクセサリー&インテリア一覧】

美術大学卒業後、デザイン事務所等を経て4年間オランダへ。オランダ企業でデザイナー・日本マーケット担当者等を経験。また、アーティストとして、ドイツ、パリなどの展覧会にも参加。帰国後、母Isakoの主宰するcomb de shioに参加。のんびりアートライフを楽しんでいる。
アトリエでの日々や、ギャラリー、デパートでの様子等など、コムデシオの、毎日をお届けします。