以前からイメージしていたアクセサリーの制作を最近し始めた。
ずーと前から新たな方法で作ってみたかったアクセサリーがあった。
いつも制作しているものも、1点ものなので、作るたび「新作」であるけれど、今回は、全く新たらしい方法で制作すると言う意味のこと。
今まで、ずーと頭の中で、、、こうやって、次はこうやって、ああやって、、、と頭の中での制作を繰り返し、実際は、この通りできるのかしらと思うだけで終わり、長い間、実行に移せずにいた。
焼成温度、焼成時間、窯の何段目に入れるか?危なくないのか?などなども実験しなければ分からない。
「早くやってみればいいじゃないの!」と言われるかもしれないけれど、日々の雑用などに追われて(言い訳)なかなかその気になれなかった。
私の作るものは、無作為だ!とよく言われるけれど、、、
それには理由があって、、、これは、いい意味での褒め言葉だと思って喜んでいる。つまり、こうやれば好む人が多いだろうとか、こうやればよく売れるだろうとか、、、そんなことは、考えないで制作している。
ガラスに絵を描く時も手の動くまま。ガラスをカットする時もあえて定規は使わない。
感覚だけ。無作為そのものだと思う。
以前、素敵なガラスができた時、同じようなものが欲しいと依頼を受けて作ったけれど、結果、ちっともよくなかった。
だからこそ、その時にできた1点ものの良さがそこにはあるのだと思う。
今回は、これ以上に自然(神)に近づきたくて(笑)制作しています。
どんな大きさになるか?どんな形になるか?絵のどの部分が出るか?全く分からない。神のみぞ知る!笑
なぜかって?
折角、絵を描いて、何度も焼成したガラスを上から落としてみたり、トンカチで叩いてみたりして割るのだから。だって、ガラスって元々割れるものだし、、、。
割れ方が面白いのやら、真面目な形に割れるのやら、これまた個性色々。
その中で、アクセサリーとしていいなぁと思えるのは、ごくわずか、、、そして、最終的に焼成する。
あぁ、勿体無いなぁと正直思ったりして、、、でも、これがイイ。面白い!笑
そして完成したものを「Singing my soul!」と名付けました。
これからも制作を続けていこうと思う。
これまでのアクセサリーたちもこの新作たちも皆さまに愛し続けていただくことを私は、願ってやみません。これからもよろしくお願いいたします。

ぜひ、Lineで コムデシオ/comb de shioの私とお友だちになってください。
新作品のご紹介、サービスショップクーポン付きお品のご紹介などお得な情報、またあなたを幸せにする『ISAKOのおしゃれ心』」通信をお送りしています。
Line ご登録 
ガラスアーティスト。comb de shio主宰。
数々の賞を受賞後、1999年にグラススタジオ「comb de shio」を設立。独自の手法で彩色・焼成を繰り返し作り上げるモダンで新しい感覚のガラス作品は、壁面を飾るアート作品から、アクセサリーへと広がり、現在は様々なデパートやギャラリーを通して、感性豊かな女性達に支持されている。
本人曰く「面倒臭がり屋のおしゃれさん」。ガラスの美しさに留まらず、簡単に、楽に着けられるアクセサリーへの配慮やアイデアも、Isakoの作り出すアクセサリーの人気の理由のひとつ。
現在は、三重県津市のアトリエで、日々制作中。作品のこと、制作の事、おしゃれのことを気ままに綴ります。