私が高校生の時、歯科医をしていた寡黙な叔父が私にこんなことを話しかけて来た。
「イサちゃん、人生はジグザグの方がおもしろい!直線を歩くより、ジグザグの方が長い人生を歩めるよ」と。
当時、明治生まれの叔父は、すでに60歳を超えていたと思う。
その時の私は、「ふ〜ん」って感じだった。何も考えていなかったし。平和だった。
紐で見ると、、、なるほどよく分かる。
真っ直ぐな紐より2倍も3倍も長くなる。
叔父は、ジグザグになることを(失敗など)恐れず、「やりたいことを思うようにやれ」と言いたかったのか?
それとも、「人生は皆ジグザグなんだよ、だけどその方がおもしろいんだよ!」と言いたかったのか?
その後、叔父の「人生ジグザグの方がおもしろい!」と言う言葉を何度か思い出した。けれども私は、そうありたいと思ったことはなかった。
60代の今、気がつけば私の人生「ジグザグ」になっていた。
皆な、形は違えど、人生はジグザグなんじゃないかな?と私は思う。
曲がったり、戻ったり、ひねったり、色々、、、。
皆んなそれぞれの模様の人生。それぞれの時を刻んでいる。
下記の作品は、そんな思いを表現したくて、制作した作品です。入賞した時は、すごく嬉しかった!
人生は、思いもつかないことが起こる。みんなそうだと思う。
私も思いもよらず、「ジグザク人生」になった。
高校生のあの頃、叔父が言った「ジグザグ人生」なんて、、、考えもしなかった。とても平和だった。
これからもまだまだ続くであろう私の人生。大いにジグザグしながら楽しんでやろう!と思っている。
貴女の人生は、いかがでしょうか?
追記 叔父は、学生時代、東京で仲間と「ジグザグ」と言う雑誌を出していたと言っていたのを思い出した。
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ガラスアーティスト。comb de shio主宰。
数々の賞を受賞後、1999年にグラススタジオ「comb de shio」を設立。独自の手法で彩色・焼成を繰り返し作り上げるモダンで新しい感覚のガラス作品は、壁面を飾るアート作品から、アクセサリーへと広がり、現在は様々なデパートやギャラリーを通して、感性豊かな女性達に支持されている。
本人曰く「面倒臭がり屋のおしゃれさん」。ガラスの美しさに留まらず、簡単に、楽に着けられるアクセサリーへの配慮やアイデアも、Isakoの作り出すアクセサリーの人気の理由のひとつ。
現在は、三重県津市のアトリエで、日々制作中。作品のこと、制作の事、おしゃれのことを気ままに綴ります。