待ちにまった「春」の訪れ。
私は、草野心平の『風景』と言う詩が好き。この詩を知ったきっかけは、高校1年の時の教科書に掲載されていたから。

『いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな』

紙面を「いちめんのなのはな」で埋め尽くされている詩である。
私の頭の中も菜の花でいっぱいになった。

菜の花

字面で春を表現しているこの詩、読み手の頭の中に「黄色い菜の花 春」を思い描かせる。
私は、ガラスで、私の中の春への思いを表現できればと思っている。