「高野山で、どんな所を見ればいいの?」
ガイドブックを見ても、なかなかプランが決まらなかった高野山。
実際に行って見ると、難しい事は何もなく、駅でもらった地図に沿って歩いていくと、主だったスポットを見ることが出来ましたので、ちょこっとご紹介させて頂きます♪
大門の次は、壇上伽藍へ
高野山の入り口、大門を通って看板を見ると、次の壇上伽藍まで0.7Km。
ふむふむ、とガイドブックを見ると「壇上伽藍」は、高野山2大聖地のひとつとの事。
「高野山の2大聖地となれば、これは行って見なければ!」と、テクテク歩き始めました(かなり、行き当たりばったりの旅です(汗))
実は、私、高野山って、もっと「山」なんだと思ってました。
後で、宿坊のお坊様に聞いてみたら、
「みなさん、高野山という名の「山」があると思っておいでですが、
「山」ではなくて「高野山」と言う名の「町」なんです。
実は、幼稚園から、大学まで、この高野山の町の中にあるんですよ。」
との事。
テクテクと歩いていく町並みは、ちょっと私が抱いていたイメージと違う、、、田舎町の町並みのようでした。
そうこうしているうちに、壇上伽藍の入り口「中門」に到着。
実は、恥ずかしながら、持っている地図や標識が頭の中でこんがらがって、イマイチ、この門が何か良く分からず、、、
「これが壇上伽藍?」とキョロキョロ。
でも、みんな入っていくので、とりあえず着いて行く事に。
とにかく欧米人の観光客が多い。
ブルーのシャツの女性は、60後半~70代位の日本人女性でしたが、
英語でガイドをされてました!
とっても大きな声で、クリアに説明されていて、カッコいい!
一人で見ていても良く分からないので、さりげな~く、このガイドさん一行について行ってみる事に。
さりげな~く寄り添って、耳をそばだててると、面白い話が聞こえてきました。
ガイドさんの説明だと、こちらは四天王の内の一人「 増長天 」で、胸にトンボがついています。
トンボは、前にしか飛ばないので、 悪を絶対に通さない!退却しないぞ!という強い意思を示しているそうです。
こちらは四天王の内の一人「 広目天 」で 、今度は胸に「セミ」をつけています。
セミは、ミンミンとどこまでも届く大きな鳴き声を持つ事から「全てを見ている」事を表しているそうです。
ひとりで除いている時は「胸にトンボとセミが付いてるけど、えらく斬新なでざいんだなぁ」としか思っていませんでしたが、ガイドさんの説明に感心。
思わず「ホォ~」っと声を出すと、ガイドさんがクルッと振り向いて「面白い?あなたどこから来たの?(何人?)」と聞かれ、焦る。
「じゃ、ジャパンです、素敵な説明でつい、、、」と言って、ヘラヘラ~っと笑ってごまかして、退散しました。(ガイドさんは、欧米人カップルに雇われていたプライベートガイドのようでした)
壇上伽藍の中は、みどころいっぱい!
壇上伽藍の中は、見どころがいっぱい。
広い敷地の中に、様々な建造物が立っています。
「壇上伽藍」という建物がひとつあると思っていた私は、
なんだか良く分からなくなって、キョロキョロ。
「旅の恥はかき捨てじゃい!」と、思い切って、お掃除していた方に恥を忍んで聞いてみました。
「あの~、ここはどこなんでしょうか?壇上伽藍っていうのは、何か別にあるんでしょうか?」
「いやいや、ここが壇上伽藍ですよ。どうぞお参りしてやっておくんなまし」
やさしい地元の方の言葉に、ホッとしたのです。
六角経蔵(ろっかくきょうぞう)
↑あらゆるお経千巻が収められているそうです。
実は、建物の下部に取っ手が出ていて、それを押すと、まるで石臼のように、お堂がグルグルと廻ります。
御社(みやしろ)
高野山の守護神を祀る「御社」
高野山は、寺院と神社が混在していて、これが外国の方にはすごく珍しいんだとか。
宗教戦争が多い中、どんな宗教も認め合い、融合させてしまう日本の宗教の持つメッセージは、私達が思っているより、強烈なのです。
西塔(さいとう)
東塔(とうとう)
とにかく、色々な興味深い建造物が、あちらこちらに建っています。
この日は生憎、雨が降っている時間が多く、、、
お天気だったら、もっと素敵だろうな~と思いました。
そして壇上伽藍から、テクテク、、、気付いたら「総本山、金剛峯寺(こんごうぶじ)へ。
金剛峯寺は見ごたえのある大きな、大きな寺院でした。
空海さま。
ちょうどタイミングが合って、お坊様のお話を聞くことも出来ました。
展示してある全てが、アートのよう。
お庭を見てるだけでも、心が癒されます。
大門~壇上伽藍、金剛峯寺までで、所要時間2時間40分
地図で見ていると広く感じた高野山ですが、約3時間弱で、沢山の見どころを見る事が出来ました。
大門を出発したのが、12:50分位
壇上伽藍到着が、13:10分位
壇上伽藍で観光し、金剛峯寺に着いたのが、14:11分位
金剛峰寺で観光を終わったのが、15:30位?
いよいよ、楽しみの「宿坊」へ
金剛峯寺を出ると、いよいよ楽しみにしていた宿坊へ、テクテクと歩きます。
この日の夜の体験が、すごーく良かったのです!
その話は、また次に♪
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
美術大学卒業後、デザイン事務所等を経て4年間オランダへ。オランダ企業でデザイナー・日本マーケット担当者等を経験。また、アーティストとして、ドイツ、パリなどの展覧会にも参加。帰国後、母Isakoの主宰するcomb de shioに参加。のんびりアートライフを楽しんでいる。
アトリエでの日々や、ギャラリー、デパートでの様子等など、コムデシオの、毎日をお届けします。