実は、以前からずーと心にある思いがありました。
それは、母が作ってくれた着物のこと!
私たち 50代、60代の女性は、着物を持っている人多いですよね。
「タンスの肥やしなの」と言う話をよく耳にします。
実は、私もそうで、一度も袖を通したことのない着物ばかり。
当時、母が縫ってくれた着物、、、折角、娘の婚礼に作ってくれた着物。
でも私の生活環境では、今まで着る機会がありませんでした。おそらくこの先もないと思います。
すばらしい日本文化
一度も袖を通さずに、処分なんてしたくない !
母への罪の意識、日本の伝統への罪の意識、素材の良さ (化学的繊維は入っていない シルク、麻、綿、毛) 全てが勿体無い。
だれかが織り機で織った布、染めた布、、、箪笥の中で眠っている着物たち。
素敵な風合い、繊細な色、柄などを見ていると、すばらしい日本文化を感じます。
だけど、着る機会がない !
かと言って、娘に置いていってもまたまた困るでしょう。
何度となく、洋服にしたいと思ったことはあったものの、私の好きなデザインのものを見つけることはできませんでした。
だけど、「やっぱりなんとかしたい!」と言う この思いは、ずーと私の中にあって、最近、また蘇ってきたのです。
母は、着物が好きでした。
たとう紙を拡げて、楽しそうに私に着物を見せくれた母を思い出す。
自然と着物を見ていたりした影響が私の作品にもあるように思う。
私の作品には「和」を感じるとよく言われるけれど、これはきっと、
ガラスに色を入れる時、この感性が生きているのかも知れない。
ならば、私の好きなデザインで、自分の着たい洋服を作る!
そして、今からの人生、それを楽しんでみたい。
汚れるなんて、気にせずに、大いに着古してしまおう ! と思うのです。
着物を切って洋服にする、、、ちょっと気がひけるけれど、着ずに、処分するよりはずっといい。
実は、コムデシオのガラスアクセサリーは、20年前、私好みのモダンなガラスアクセサリーがなかったから、自分で作り始めたのがきっかけ。
ガラスに革チョーカーやシルバーチョーカーを合わせたアクセサリーは、20年間ずーと人気商品の看板娘たちです。
ないものは、「自分で作る!」が一番だと思ってしまいます。(笑)
今回は洋裁教室の Le Coeur (ル・クォール)の公湖先生にご協力いただいて、パタン化していただき、サンプルを作っていただきました。
この着物から、、、
このようになりました!
さて、いかがでしょうか?
オーソドックスなノースリーブワンピーズ。これならシンプルだから、どんな風にも着られる。
例えば、カーディガンを着る、などなど。
着物は、白大島紬(シルク100%)ですが、実は、これは、私の着物ではありません。どんなになる分からなかったので、自分の着物は使いませんでした。(笑)
コムデシオのアクセサリーが似合うことも大切なポイント。
シルバーチョーカー(V太タイプ) + ガラストップ(入れ替え可能)
アクセサリーをオンラインで見る➡︎シルバーチョーカー(V太タイプ)
なかなかいい感じに仕上がったと自己満足。
着物を洋服らしいデザインで作れることが証明されたので、次回は、秋に向かって、自分の着物を同じデザインで作ることにしました。
ちなみに私のサイズは、Sサイズですが、もちろん、Mサイズも作れます。
秋らしい色の丹後ちりめんの着物を選びました。
着物らしい柄なので、さて、どんな感じになるか?とても楽しみです。
乞うご期待!
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ガラスアーティスト。comb de shio主宰。
数々の賞を受賞後、1999年にグラススタジオ「comb de shio」を設立。独自の手法で彩色・焼成を繰り返し作り上げるモダンで新しい感覚のガラス作品は、壁面を飾るアート作品から、アクセサリーへと広がり、現在は様々なデパートやギャラリーを通して、感性豊かな女性達に支持されている。
本人曰く「面倒臭がり屋のおしゃれさん」。ガラスの美しさに留まらず、簡単に、楽に着けられるアクセサリーへの配慮やアイデアも、Isakoの作り出すアクセサリーの人気の理由のひとつ。
現在は、三重県津市のアトリエで、日々制作中。作品のこと、制作の事、おしゃれのことを気ままに綴ります。