私がガラスを作り始め、コムデシオを建ち上げてからほぼ20年が経ちました。
ちょっと振り返ってみると、、、
他の人がやっていないガラス作りをするには、たくさんの実験もして来たし、それと同時に、苦手な販売もこなさなければなりませんでした。
しかし、途中、オランダから娘のAzusaが帰国、彼女がコムデシオのプロモーションを担当。
コムデシオの強力なパワーとなりました。
お陰様で、たくさんの方々に知っていただき、ご愛用いただいており、現在に至っています。
この期間、私もAzusaもずーと心に留め、忘れずに守ってきたことがあります。
それは 「三方よし」という精神のこと。
よく私の祖父が口にしていた言葉です。
「三方よし」とは、“売り手よし”“買い手よし”“世間よし”の3つのよしの精神のこと。 売り手と買い手が共に満足して、さらに社会貢献もできることが、よい商売のありかたであるという近江商人の心得
制作する時、販売する時、いろいろな場面で、この「三方よし」の精神にかなっているか?を2人で考えます。
どれが欠けても気になるので、話し合い途中、意見相違で互いによくケンカもします。笑
こうして20年の月日が流れました。
コムデシオのお客様には「愛」がある方が多いと先日、Azusaと話しました。
改めて考えてみるとそうなんです ! お客様だけでなく、コムデシオの周りの方々は、皆さん「愛」がある方ばかりなのです。本当に感謝しています。
お客様の言ってくださる言葉に、またオンラインショップでのレビューを拝見していても、私たちが守ってきたこの「三方よし」の精神が生きていることを確認する時、私たちはとても嬉しいです。
今年は、デパートやギャラリーなどの展示会もコロナのため、辞めさせていただきました。
現在は、オンラインショップも頑張っています。
どの場面であれ、コムデシオは、この「三方よし」の精神をいつも心に留めていきたいと思っています。
どうか皆さま、これからもコムデシオを応援してくださいね。そして、ファンでいてくださることを心から願っております。
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ガラスアーティスト。comb de shio主宰。
数々の賞を受賞後、1999年にグラススタジオ「comb de shio」を設立。独自の手法で彩色・焼成を繰り返し作り上げるモダンで新しい感覚のガラス作品は、壁面を飾るアート作品から、アクセサリーへと広がり、現在は様々なデパートやギャラリーを通して、感性豊かな女性達に支持されている。
本人曰く「面倒臭がり屋のおしゃれさん」。ガラスの美しさに留まらず、簡単に、楽に着けられるアクセサリーへの配慮やアイデアも、Isakoの作り出すアクセサリーの人気の理由のひとつ。
現在は、三重県津市のアトリエで、日々制作中。作品のこと、制作の事、おしゃれのことを気ままに綴ります。